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公的年金は頼りにならないのか?

新政権が誕生してから早7ヶ月、一向に進まない政治改革、そして昨今話題に上らない年金制度改革はいったいどうなったのでしょうか。
以前ブログでも取り上げましたが、公的年金の様々な不安から、保険会社の個人年金保険への加入が増えています。
そこで、公的年金は本当に頼りにならないかを少し考えてみたいと思います。
公的年金のメリットを個人年金と比較しながら挙げてみると、
まず所得税の面からですが、支払保険料が全額社会保険料控除の対象となります。個人年金保険料は多くの保険料を支払っても、最大5万円の控除です。しかも、厚生年金の保険料は、会社員であれば会社に半分負担してもらっていることも大きなところです。
更に現状では、公的年金には国庫負担という資金面のバックアップがあります。個人年金は保険料と運用収入のみで事務費等の経費を賄う為、少なくない差が出てきます。
加えて公的年金は物価や賃金が上昇した場合、それに伴い年金額をスライドさせる仕組みになっています。
こうして見てみると、個人年金にはないメリットが公的年金にはあります。
厚生年金加入者であれば、会社等が自動的に年金保険料を納めますが、自営業者等国民年金加入者の中には、公的年金への不安、不満から保険料を支払わない方もいるようです。
ただ、上記したようなメリットを知らないで未納の状態であるのであれば、再考してはどうでしょう。

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カテゴリー:勝海

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