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顧客も社員も「大満足」と言ってくれる5つの原則

 バンクーバー五輪で盛り上がっている今日この頃、いかがお過ごしですか?
 スピードスケート男子500メートルで、長島圭一郎が銀・加藤条治が銅、と今大会日本勢初のメダルを獲得した、とニュースになっています。
 メダルを取るためのあと1歩というのが本当に難しいことです。
 今日は、3世代。50年にわたって卓越したサービスを提供してきた、米国屈指の高級衣料専門店のCEOがに務めているジャック・ミッチェル著『顧客も社員も「大満足」と言ってくれる5つの原則』を紹介します。
 今日は、「社員をハグする5つの原則」のうち原則④⑤を紹介します。


原則④ つながる
 誠意を尽くし、信頼し、誇りを持ってもらえば、企業は大きく変わります。しかし、それだけでは足りないのです。全員が「つながる」ことが必要です。
 多くの企業では、平社員と経営陣との間に壁がありますが、「つながる」ためにはそれをなくしてしまうのです。
 そのためには、全ての会議にできるだけ多くの社員を招き、情報の提供を求め、かれらが提供したものを真剣に取り上げ、意思決定に彼らを加え、実行に関与させます。そして、結果として自分は事業に投資した、と感じてもらうのです。
 自分は投資したのだと考える人は、そう考えない人よりも満足感が高くなり、幸せを感じ、愛社精神も強くなります。
原則⑤ 認める
 正面を切って相手を称えることは、壮大な効果があります。
 認めることは、必ずしもお金で測れることではありません。とは言っても給与が仕事に見合っていなければ従業員は不満に思うでしょう。
 だからといって財務面、自社の状態から自ずと枠はできてしまいます。
 その他に、例えば出退勤の時間を自分で決められるようにするなど、社員の希望に応じて様々な形で応える、そして、それは努力するえば誰でも獲得できる、ということを全員の周知とするのです。
 肝心なことは、それらを受け取る機会を全員に与えられていることです。
 以上の5つの原則に従って、全てに成功すれば、有能で忠実な従業員が誕生し、最強のチームができるでしょう。
 従業員が少なくても全員に満足と言ってもらうことは大変そうなのに、もっとたくさんの従業員が働く会社にとっては、全員が満足ということはとても大変なことです。
 上記にあった「会議にできるだけ多くの社員を招く」とありますが、招いててもらっても平社員が意見することは容易なことではありません。
 平社員も上がどう思っているか考えることも大切ですが、それ以上に上の人がもっと全体を見極めることができたら、もっとつながることができるのではないでしょうか。
 また、認めてもらうことは「お金やご褒美」だけではなく、態度もあるのではないでしょうか。
 上の人から「やっておいて。」とだけ言われて仕事を渡されたのでは腹が立ってしまうことも、やってもらうための「お願いします。」終わったあとの「ありがとう。」
 上の人が感謝の気持ちを忘れてしまっては、社員のやる気の低下に繋がってしまうのではないでしょうか。
 感謝の気持ちを忘れず、お互いが思い合うことが出来たら、上の人も従業員もやる気の上昇につながり、みんなの「大満足」に繋がっていくと私は思います。

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カテゴリー:立川

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